SJ改造記  A級への道
 当社サポートライダー、万年B級ときどきC級・H君のYAMAHA700SJ 改造記です。 
H君は、B級MODクラスからC級に昇格を経験し、現在もめげずにJJSF B級スキークラスに参戦中。
一応、JJSF A級を目指し マシンをLTD仕様に改造し続けています。
こいつは、マシンを組上げて試運転をさせある程度走れば絶対持ってきません。
自分でキャブをいじくり回し、壊れてやっと持ってくるのが通例で修理してばかりです。
エンジンの状態確認ができずチューニングは全然前に進みません。

2003/ 1/ 1 現在の改造仕様
◆BODY廻りの改造仕様
オールペイント : SCRATCHY'S STSYLE(H.FACTORYなどのペイントをした店)
  うちではカモフラージュペイントといい、レースで駄目だった時に
  普段はフリースタイルばかりしているからね!と言ってごまかせる様にしたペイント。
ハンドル廻り  : UMIハンドルバー
            UMIステアリングシステム
            モトイネアクセルレバー
ハンドルポールスプリング : SE
フロントスポンソン : GRAZY HOUSE
  レース中、よくこけるので着けてみました。
リアエクステンション : 
ポンプ廻り : SOLAS J 
         SKATTRAKステンスコープゲート
         WORKライドプレート
         ProTecステアリングノズル
デッキマット : HYDROTURF

◆ENGINE廻りの改造仕様
チャンバー : FACTORYPIPE MOD
ヘッド : KENZO
  勝手に買ってきていきなりピストンを溶かしたヘッド。
  高かったみたいなので現在も使用中。
キャブレター : ミクニ40改/42ストローシャワー or NOVI 46
インマニ : 純正+アダプタープレート or R&D
リードバルブ : 1200GP用
C.D.I. : MSDエンハンサー
フロントスポンソン(CRAZY HOUSE 製)
 下から見るとこんな感じで膨らみます。
 これだけでかなり、乗り味が変わり艇の安定性が増し
 コーナーへの侵入速度のアップ等全体的に走行スピードが上げられた。
 着けてすぐのときは、旋回性が重く感じられた。


リアエクステンション
 直進安定性を、求めて使用中。
 旋回性を重視すると、ハル延長タイプよりも
 これくらいの形状の方がよかったです。

 取り付けが汚いのは、この間 H 君が帰り道の走行中に
 車からJETを落っことしてしまい、壊してくれたので
 新しく作るのが面倒でたたいて直して着けてしまった為です。

2003/ 2 某日

 またまた、壊されてしまいました。ほっぽとくと、いつもこうなります。

 当分、こいつからJETを取り上げ乗るときは取りに越させる事にしました。

 エンジンは、とりあえず動くようにの修理。

 エンジンを下ろしたら、ドライブ廻りがだめになっていた。

 ドライブ廻りのベアリングハウジングと交換部品はすべて交換。
2003 / 3 / 16

 とりあえずの仕様で練習させて来ましたが、760ccがOKの

 うわさを聞き、エンジンをフルオーバーホールすることにしました。

 さすがに使い込んだエンジンだったので、バラしてみると唸ってしまい、

 シリンダーを760に変更するだけではすまなくなり、クランクシャフト・クランクケース・

 ピストン・ヘッドと結局エンジンたて一列交換になってしまいましいた。

 とりあえず慣らしをさせてから、ヘッドを決めよう!
突然ではありますが、艇を交換することに成りました。
最近、ゲレンデにカワサキ800SX-Rが急激に増え、H君が一緒に走るのが辛いと言い出し
相談の結果、カワサキに乗り換えることになりました。
レースに出るわけですから、艇の安定性はかなり重要なポイントになります。
今現在でいえば、SJの方がぜんぜん速い艇が作れると思いますが週回数をかさねて行くと
SX-Rの方が有利だろうという結論での入れ替えです。
いじる方としては、ヤマハでカワサキに勝ってもらいたい所ですが、失敗してまたH君が
A級にあがるどころかC級に舞い戻るようだと大変なのでこちらもあきらめました。

以上のことによりタイトルも変更になってしまいました。
これからは、SJ改あきらめSX-R改造記に変更です。
2003 / 4 / 13

 今日から、800SX−Rです。

 パーツ交換は本人のリクエストで、プレートやゲート等メーカー指定でありましたが

 うちの考えとして、ノーマルを理解したうえで乗りやすく改造して行きたい

 と思っていますので、また山の方からのうわさなどを聞いて振り回されると

 いけないので、一切無視してハンドルポールとアクセルだけを軽くして乗させました。
 

 
エンジンルームは、こうなっています。

エンジンを下ろすとかなり広いです。

ウォーターボックスは、ランナバウト用と同じぐらいの大きさです。

ただ、内部のFRPの処理はかなりひどいです。

部分的に水を吸ってしまい白く乳化してしまっていました。

しょうがなく軽くペーパーをあて白く塗ってしまいました。
 

 
エンジンは、外観上750となんら変わりません。

ポートタイミングなどは、かなりよさそうなタイミングになりました。
(750は、タイミング上げすぎでしょ。)

クランクケースの内部形状も、今までのMOD加工なみの形状になり
加工する必要も無いぐらいです。

チャンバーもほぼ一緒で、出口の向きと口径アップの変更です。
コレが、今年の第1戦の使用パーツです。

チャンバーは、様子見でまだ変更しません。

キャブは、ブラックジャックの48mmです。

アレスターは、モトイネレーシング。

ヘッドは、750ヘッドの加工品。

CDIは、ADVENT。

ぺらは、SKATTRAK・Cポンプ用の物。
リードバルブスタッファー

 左がR&Dで、右が純正品です。

 インマニがR&Dを使用するので、ポート形状の合わせで
 R&Dのスタッファーに変更!
R&Dインテークマニホールド ミクニ44/46用

 インマニに、Φ48用のガスケットを置いた写真です。
 
 このずれ分は、当然加工します。

 キャブを大きくしても、これじゃー意味が無い。
  クーリングライン & スコープゲート

 ポンプのエルボー用の穴が1/8から1/4になったので加工する
 必要がなくなりました。 エルボーは内径が細くて使えそうも無いので 内径の大きいエルボーへの交換です。

 スコープゲートは、R&Dを使用。
 レギュレーションに合わせて、飛び出し部分を加工しました。
これが、第1戦用のエンジンです。

ヘッドは、800用をスライスして作ってみたけどあまりいいフィーリングにならなかった。

750用を加工した方が、良かったです。

インペラは、現在の使用ですと、ノーマルが一番!
外観は、こんな感じです。

突如、ペイントしたためけっこう手抜き塗装ですけど。


テストをある程度行うが、どれぐらいの速さが必要か判らず妥協しての第1戦です
JJSF B級 第1戦 銚子大会 結果は、予選落ち!   おおゴケをかましてしまいました!
また、残留かな〜?
このままでは、まずいと思い一気に改造してしまいました。
 ・SE ドライチャンバー(組みつけの楽さで選んでしまいました。)
 ・MSD ウォーターインジェクション
 ・R&Dヘッド  アンパイで27cc
 ・PRO Kフレームアレスター(モトイネのアレスターがすぐ壊れた為)
JJSF B級 第2戦 大会 結果:決勝5位   だいぶ本人がキャブのセッティングを覚えてきたみたい。
JJSF B級 第3戦 大会 結果:決勝4位   次こそは、表彰台だ〜
JJSF B級 第4戦 大会 結果:決勝9位   まあ決勝に、出てればいいでしょ!
JJSF B級 第5戦 大阪大会 結果:決勝5位   ランキング4位にてA級昇格決定のはず。